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一体何が人身取引?

「人身売買」。人を売り買いして人権どころか人間としての尊厳までも砕き、まるで物のように扱い、搾取する。そのような非人道的行為が今の世界で行われています。

日本も例外ではありません。

しかし、注意すべき点は、私たちが想像する「人身売買」というのは過去の奴隷制度のように鎖で縛られていたり、織の中に閉じ込められていたりというものを頭にイメージとして持ってしまいがちです。

しかし、現在の「HUMAN TRAFFICKING・人身売買」は多様な形に広がっていて、世の中の事件を表面的にみているだけでは気付けないケースばかりです。

ですので、私たちは「人身取引」という言葉を使います。ゾエが取り組んでいる問題は、「人を売り買いして自分の利益のために利用する」という単純なものではないからです。

国際的な人身取引の定義は

売春強制労働臓器摘出といった搾取を目的として、暴力脅迫誘拐詐欺などの手段を用いて人を連れ去り、売買すること。 」

「 犯罪組織などによって、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて場所を移動させられたり、支配下に置かれたりして、売春や風俗店勤務、労働などを強要される犯罪 」

簡単にまとめると、

「搾取を目的として、暴力・脅迫・だます等の手段で自由を奪うこと」 です。

つまり、普通に学校に通いながらも、放課後には、暴力・脅迫・だます等の手段で自由を奪われ労働を強要されている学生も、「人身取引」のケースに当てはまるのです。

私たちが「自らの足でその場所に向かい、自らの意思で選んでいる」と思いがちな職業に就いている女性・男性が実は自由を奪われている人身取引の被害者であったりするのです。

実際に日本人の被害者も、外国人の被害者もいます。


今週土曜日(9月29日)、そのような日本で起きている人身取引の実際の事例を紹介するとともに、なぜそのような被害に遭ってしまうのか、人身取引業者の巧みな罠について紹介し、問題について共に考え、意見交換をするワークショップのイベントを用意しています。高校生以上のどなたでも参加を受け付けています。私たちだけではこの問題を解決することはできません。皆さまと一緒にたくさんの意見や視点を共有し、皆様からも教えていただきたいと願っています!ぜひご参加くださいませ!

「人身取引を見抜く目を持とう」

2018/9/29 (Sat) 14:00~15:30

参加無料

対象:高校生以上

ところ:エヴァグリーン・チャペル


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