私がZOEで見たもの
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私がZOEで見たもの

更新日:2018年11月2日

ミッショントリップ証③

タイのZOEでは、神様が豊かに働いており、傷を負った子供たちを癒してくださった実を私は見ることができました。それはまさに神様にしかできない御業だと確信しています。


私はこのタイへのミッショントリップの前に、ZOEの方々と共に人身取引について考える機会をいただきました。日本ではあまり身近には感じる言葉ではないですし、言葉の意味や重さを頭では理解していました。人身取引により彼らは深い傷を負い、大人への信頼を失い、闇を抱えてしまうということを、学びを通して知りました。

しかし、実際に私がZOEで見た子供たちの姿、表情、声に驚きを隠すことはできませんでした。

それは事前に学んでいた、人身取引されていた子供たちとは決して思えないほど、明るく元気な姿でした。人生のどん底にいた彼らがなぜ、ここまで喜びを持つことができるのだろう。彼らは決して無理して明るく振舞っているのではなく、心から喜び、神様を礼拝し、祈り、賛美していたのでした。彼らを励ましに行ったはずの私は、彼らのその姿に励まされていました。

ZOEは人身取引から子供たちを救うだけでなく、失っていた本当の喜びを知ることができる場所でした。

私はZOEの子供たちを通して一つ、確信したことがあります。

ZOEは子供たちへの情熱と愛を持ったスタッフや、社会復帰できるよう設けられた施設が整う、素晴らしい場所です。しかし、傷を負った者が本質的に癒されるには、人の力だけでは不十分であり、可能であるのは神様のみであるということです。

ZOEは素晴らしい働きをしていますが、それ以上に素晴らしい働きをされているのは神様です。人身取引により空いた大きな心の穴を埋めることができるのは、神様にしかできないのです。

この尊いZOEの働きを運営、サポートするマイクさん、キャロルさん、宣教師の方々、神学生の方々が神様に守られ、より多くの恵みの実を結ぶことを祈ります。

また、私たちを快く受け入れてくださり、良くしてくださったことを感謝します。貴重な経験をありがとうございました。


佐藤翔太(エヴァグリーン・チャペル)


*写真に写っている子どもは人身取引被害者ではありません。

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