「ラブ」のないラブホテル



日本は、様々な種類の風俗産業、いわゆる大人のエンターテイメント産業でにぎわう国として他国から認知されている。主要な駅の周りには、居酒屋、ホステスバー、カラオケ、ラブホテルが軒を連ねている。 悲しいかな、「ラブホテル」で愛を求めるのは簡単ではない。その真の姿を表現するならば「欲望ホテル」と呼ぶ方が似つかわしいかもしれない。


ラブホテルは、精巧に装飾された部屋を顧客に提供し、1時間から数日間まで予約ができる。あらゆる種類の大人のおもちゃ、コスプレ衣装、食べ物等を注文することができ、ホテルのスタッフとは顔を合わせずに受け取ることができる。チェックインのプロセスも、顧客のプライバシーを守るため、従業員とは顔を合わせずに行われる。2020年にジャパントゥデイは、このいわゆる「ラブ」の需要はコロナ禍でも減少せず、むしろ郊外で増加していると報じていた。


残念なことに、これらのホテルは多くの場合、ロマンチックな休暇を求める夫婦が利用するのではなく、不倫カップルの都合の良い隠れ家や、女性や子どもを搾取する部屋として利用されている。また、会社員が仕事帰りに居酒屋で飲み、ホステスバーでカラオケをし、最終的にラブホテルで終電まで過ごすというのが、ビジネス上の常識になっているくらいだ。このようなホテルの屋上に立って「こんなの”愛”じゃな~い!」と叫ぶことができればいいのだが…


聖書は、本当の愛について次のように説明している。


4 愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。5 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、6 不正を喜ばずに真理を喜びます。7 すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

コリント人への手紙一13章4~7節


おそらく、このようなラブホテルでの出会いの中で、この聖書の基準にかなうものはないに違いない。


町田・横浜地区で起きた事件では、10歳の少女が34歳の男からTikTokを通じてグルーミングの被害を受けた。実際に会うことになり、男が友だち以上のものを求めている大人であることを知った少女は、さぞかし驚いただろう。 彼女の学校名と住所をすでに知っていたこの男は、怯える少女を脅してラブホテルに連れ込み、そこで性的暴行を加えた。男にとっては簡単なことだっただろう。もし私たちが性被害防止の取り組みを加速させ、ホテルスタッフが事件が起きる前に、この人身取引(性搾取)を特定し報告する訓練を受けていたら、この少女がこの後、背負うことになる罪悪感、恥、恐怖から、救い出せたかもしれない。

無念にも、この事件は日本で毎日起こっている多くの事例の一つに過ぎない。


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ラブホテルでの搾取を終わらせるため、私たちのパートナーになってください。それには次のようなことができます。


1.子どもたちに、ソーシャルメディアを通じたグルーミングの危険性を認識させましょう。 保護者のためのインターネット安全使用ガイド」を無料でダウンロードしてください。


2.ゾエ・ジャパンが様々な関係者と協力して、ラブホテル業界に対する規制の強化、例えばホテルスタッフに対する研修の義務付け、ホテル内での啓発・予防資料の潜在的な被害者への提供等ができるようお祈りください。


3.私たちの防止活動を拡大・加速させるために、ゾエ・ジャパンへの寄付(1回限り、または定期的)をご検討ください。


ラブホテルの利用者やスタッフの方々が、イエス・キリストの真の愛を発見し、空虚な心を埋め、本当の自由を手にすることができますように。