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J-POPの闇:少年たちの性被害


J-POP

最近になって、再び、ジャニー喜多川氏のジャニーズ事務所所属の少年たちへの性暴力について注目度が高まり、認知度も上昇して来ました。それはイギリスの放送局、BBC(日本でいうNHKのような公共放送局)が「捕食者」というタイトルで喜多川氏の性的搾取に対するドキュメンタリー映像を放送し、また日本で勇気を出し、自身の被害体験を告白した人たちによってこの問題は再び注目されました。


問題になっている喜多川氏の少年たちに対する児童性虐待の内容についてはこの記事では触れませんが、告発者の本やインターネットでは記者会見などの映像、情報は載せられているので個人の判断でお調べください。


私たち、ゾエ・ジャパンが一貫してこれまで言ってきたことは、子ども相手に金銭の授与や、相手に報酬(デビューさせる、仕事を与えるなど)などの対価を交換して性行為させることは国際的には人身取引に値し、深刻な性的搾取であるということです。50年以上もこの性的搾取が日本で続いており、その被害者だったかもしれない人たちが毎日のようにテレビや雑誌、広告に出ていたのかと思うと、なぜそのようなことが何年も闇の中に隠され続けてきたのかと嘆かずにはいられません。


被害を受けた方々は、ジャニー喜多川氏に「感謝してる」、「自分もそれでデビューできたから」、「断れなかったのは自分だから」、「自分のことを特別に思ってくれていたんだと思う」など思い込んでいるかもしれません。ですが、それはグルーミングによる典型的な精神状態です。ですから、人身取引の被害者はなかなか自分が被害に遭ったことを認識できません。搾取の行為を愛情や信頼関係だと認識している場合、誰かに相談したり、被害を声にあげることが困難です。


ジャニー喜多川氏はもう故人となりましたが、この問題が今になって再び表面化したのは、今まで隠されていた闇に対して光が当てられたという意味では、むしろ「今だからこそ」私たちが向き合わなければいけない問題なのだと思います。そして、過去にこの問題が葬りさられたように、同じことを繰り返さないことだと思います。


BBCのドキュメンタリー映像内では、喜多川氏の少年たちへのわいせつ行為などは関係者の中では周知の事実で、ジャニーズジュニア(デビューまでトレーニングやレッスンをして準備中の少年たち)たちの保護者なども「(デビューのためには)ジャニーさんにお尻くらい提供しなさい」といって黙認、あるいは促すといったこともあったようです。(BBCドキュメンタリー “Predator - The Secret Scandal of JPop”より)


これは、アイドルグループや芸能界の中だけの話ではありません。同じやり方でグルーミングがなされ、部活で、学校で、塾で、習い事で、SNSで性的搾取の被害が起きています。


この問題に向き合い、私たちが今取り組むべき課題をいくつか挙げてみました。


  • 少年たちへの性被害、性的搾取、人身取引の被害は私たちが想像する以上に、どこにでも、誰にでも、ありうるということを知る。

  • このような手口で性的搾取が起きることをメディアでも、家庭内でも、学校でも語る。知識は力です。事前に知ることで被害者がグルーミングされる前に「これはおかしい」と気づき、誰かに相談することができます。

  • 性暴力はいかなる理由でも正当化されないと正しく認識し、教える。たとえお世話になった人でも、報酬として仕事をくれたとしても、他の分野においての功績があったとしても、立場が上の人でも性暴力は決して正当化されません。

  • 問題を風化させず、声を上げ続ける。


もし、この記事を読んでいる方で過去に被害経験があったり、現在被害に遭っている方がいらっしゃれば、ぜひゾエ・ジャパンに連絡してください。あなたの経験をただ語るだけでも構いません。話すだけで心が軽くなった、楽になったと今までの相談者が言っておられます。匿名でも大丈夫です。1人でも多くの人がこの事実を明るみに出すことで社会は変わっていきます。


最後に、2000年以上前に書かれた聖書の言葉を持ってこの記事を結びたいと思います。


「実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろ、それを明るみに出しなさい。彼らがひそかに行っているのは、口にするのも恥ずかしいことなのです。しかし、すべてのものは光にさらされて、明らかにされます。」エペソ5:11ー13


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