父親がいない弱者は、人身取引の格好の餌食になる。

更新日:7月6日

「私はただお父さんに 愛されたくて、代わりに年上の男性からの愛を求めただけなんです。」

これは、15歳から人身取引の被害を受けた若い女性、ヒロコ*の言葉である。 一見すると、ヒロコは自分の意思で風俗の仕事を始めたように見える。


外から見れば、彼女の家庭環境は普通だった。しかし、実際は父親との関係はほとんどなかったのである。父親は、仕事に熱心で、ヒロコは生活に困ることはなかったが、彼女には興味がないように見えた。父親が彼女に話しかけることはほとんどなかったのである。何よりも深刻なことは、彼女自身、父親から愛されているとは思えなかったことである。ヒロコは父親に愛されたかったがそれがかなうことはなかった。

ヒロコのバイト先の社長は彼女の父親より年上だったが、彼女のことを気づかい、やさしく接してくれた。そして社長は彼女に色々なものを買ってくれた。社長のやさしさに応えるためにヒロコは体の関係まで持つようになった。


だから、父親と同年代の40代、50代の男性に認められ、褒められ、愛情を注がれると、自然と彼らと関係を持つようになった。


ヒロコは、コーヒーや食事をご馳走してくれる年上の男性との出会いを求めるようになった。いわゆる援助交際、パパ活と呼ばれるものだ。 しかし、彼らとおしゃべりしたり、いちゃついたりしても、彼女の心の空洞は埋まらなかった。いや、「セックスをすれば、愛されてると実感できるかもしれない。」結局、 何年にもわたって彼女は未成年として性的に搾取され続けることになった。物理的に拘束されることはなかったが、愛されたい、受け入れられたいという思いを大人に利用され続けたのた。 だからといって、彼女の空虚な気持ちは消えることはなかった…


イエスに出会うまで...


ついに彼女は無条件の愛を理解し、決して失望させない父を知るようになった。 真理を知り彼女は自由になった!

ヒロコの物語は、日本における他の多くの人身取引の被害者と似ています。

ゾエ・ジャパンが、13歳から19歳の少年少女566人を対象に行った世論調査では、父親と良い関係を築けているのはわずか44%という結果でした。 また、愛されていない、怒りがある、見捨てられていると感じている人たちもいて、ヒロコのように他の場所に愛情を求めてしまう危険性が高いことを示しています。 人身取引をビジネスにする業者は、彼らの弱みに付け込み、偽りの愛と幸福を約束し、彼らが罠にかかるよう仕向けています。


実際に、子どもたちの話を聞いていると、父親には重要な役割があると言っても、強調しすぎることはありません。 父親とは、単に衣食住を提供するだけでなく、子どものアイデンティティを形成する重要な役割を担っているのです。 男の子には、愛し、守ることのできる人格者になる方法を教え、娘には、自分がいかに尊く、美しく、愛されているかを理解させるのです。 健全な結婚とはどのようなものかを示し、子どもたちの安全を守るための境界線を定めるのです。 そのためには、勇気、献身、忍耐が必要です。


家族を愛し、家族のために肉体的、精神的にベストを尽くしているすべての父親にエールを送ります。 完璧な父親はいませんが、家族への愛があれば父親は真のヒーローになれるのです。


そして、もっと頑張れると思っているお父さん、遅すぎる...ことはありません。ヒロコの物語が、子どもたちとの絆を取り戻し、関係を修復するきっかけになりますように。 それは、父親にとって、最も価値のある、やりがいのある目標になるかもしれません。

父親を知らない、あるいは父親と良い関係が持てない子どもたちのために、共に祈り続けましょう。 彼らが神である天の父を知り、天の父の中に自分のアイデンティティを見出すことができますように。


* 仮名です。 彼女の身元を保護するために、いくつかの内容は変更されています。