
人身取引被害者を保護及び権利を回復するための法律は完全に整備されておらず、今後必要とされる課題です。
また、社会的に人身取引の認識はまだ低く、多くの人がその現状を知らないままでいるため、支援や保護されていない被害者がいます。
ゾエ・ジャパンはこの実態を多くの人に知ってもらうため、教会、学校、コミュニティに情報を発信し、啓発活動を行い、一人ひとりの意識が変わることを目指しています。
また、講演、ディスカッション、ワークショップなどを用いて意識改革の働きかけ、日本社会が人身取引問題を認識し、被害の拡大を防ぐことを目標としています。
これにより、危険にさらされている子どもたち、また、すでに被害に遭っている国籍を問わない人身取引犠牲者に目を向け、保護するための活動につなげています。
この問題は世界のどの国でも起こっている大変重大な問題です。
被害を防止することは世界中の人身取引に対する長期的な解決策の一つです。
過去の講演・メッセージ提供先(一部紹介)
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町田聖書教会
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エヴァグリーン・チャペル
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京都シャロームチャーチ
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高槻キリスト教会
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インターナショナルVIPクラブ船橋&池袋
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ふなど教会(ワーシップ&プレイズ集会)
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Christian Academy in Japan (インターナショナル中高学校)
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静岡県立浜松北高等学校
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国際ナビゲーター カンファレンス
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東京ブリッジフェローシップ教会
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東京ユニオンチャーチ
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市川キリスト教会
「被害を防ぐ」―意識改革



2017年にゾエは日本でも活動をはじめ、同年9月に日本でゾエ・ジャパンは非営利型一般社団法人として認められました。
日本を含む世界の各地で人身取引の被害が起きていることは残念ですが事実です。
この状況を変えるにはまず「知る」ことが大切です。自分自身や友人、家族を守るためにも、ゾエは人身取引を示唆するサインについて知識を広げることや、ニュース及び世界で起きている現状を発信していく役割を果たすために、フェイスブック、インスタグラム、ブログ、ウェブサイトにおいて継続的な情報発信や若者とつながるネットワークの構築を図っています。
また、街頭にて啓発チラシを配り、声掛けを行っています。中には自分が被害に遭っていることに気付いていない人や子どもがいるからです。
私たちの国でも現実に存在する問題であるということを伝え、
被害を受ける危険がある若者やその周りの友人、家族、大人の意識を高めていきます。
「被害を防ぐ」―情報発信



「地域との関わり」ー教会を通じて
東京町田市成瀬に所在する「エヴァグリーン・チャペル」は地域の家族や子どもたちと関わり、信頼と関係性を築くことに様々な方法で取り組んできました。
そのひとつである、「こども英会話クラス」(J.O.Y. CLUB)を通してイエスの福音を伝え、教育の機会を広げるという活動に、ゾエの宣教師であるジョイ・タニがアメリカから来日し、この働きを担っています。
「J.O.Y. CLUB」では直接人身取引について教育をすることはありませんが、ゾエ・ジャパンもこの英会話クラスの働きに協力し、アウトリーチやイベントなどを通して、地域の子どもたちや保護者との関係性を築くことを重視しています。
「J.O.Y. CLUB」は単なる英語の先生やスタッフだけではなく、危険な状況や不安、悩みのある時に相談できる大人がおり、子どもたちにとって安心できる居場所を提供したいと願っています。



